サバやいわしなどの青魚には、DHA(ドコサヘキサエン酸)という不飽和脂肪酸が多く含まれています。
DHAには脳の働きを活発にしたり、記憶力を高める作用があるということで有名です。
また、視力の回復や、攻撃性を抑える効果もあり、キレる子どもにはDHAが不足しているともいわれています。
このため、小さいうちから青魚は積極的に食べることが大切です。
DHAには、コレステロールの除去や血栓の予防、抗ストレス作用などの、大人にとってありがたい、たくさんの効果が発見されています。
特にコレステロールや中性脂肪を少なくする効果は、動脈硬化、高血圧、脂肪肝の予防に役立つといわれています。
DHAの摂取量は特に決められていませんが、効果を期待するには一日1~2g程度が必要といわれています。
青魚に多く含まれているDHAですが、油と一緒に流れてしまう性質があるため、揚げ物や網焼き、魚焼きグリルで焼いても、効率的に摂取できません。
よく青魚を食べる日本人でも、一日に0.5~1gが平均的な摂取量といわれています。
ですので、青魚をたべるときには刺身や煮魚にするのがお勧めです。
また子どもから大人まで、サプリメントでしっかり補いたい栄養素の一つです。
通信販売のCMなどでよく見かけるプロポリスですが、これも肝臓に良い成分です。
プロポリスとは、ミツバチが樹木から集めた樹脂を唾液などで固めたものです。
抗菌作用や抗酸化作用で知られており、美容のために飲む女性が多いと思います。
プロポリスには肝臓を守る働きもあるので、男性も摂取してほしいサプリメントです。
同じくCMでよく見る肝油エキスには、免疫力を高める効果があります。
深海ザメの肝臓から採取されるもので、肝臓を保護する効果があります。
また、慢性肝炎の改善にも期待されている成分です。
果物などに多く含まれるビタミンCには、肝臓の解毒作用を向上させたり、二日酔いの原因となる物質を分解する働きがあります。 アルギニンと一緒に摂ると、効果が高まるそうです。
一人暮らしだと果物を食べる機会も少ないと思うので、サプリメントやドリンクなどで、積極的に補ってください。
ゴマに含まれるセサミンは、二日酔いの原因にもなるアセトアルデヒドを抑制する働きがあります。
また、肝機能を向上させる効果もあるので、お酒を飲む人は特に、積極的に摂取してください。
サプリメントには、それぞれ特徴があるので、自分の目的に合うものを飲むことが大切です。
また薬を服用している人は、必ず医師に確認してから飲み始めてください。