脂肪肝というと、肥満傾向にある人が多いと思われがちですが、実は見た目はスリムでも隠れ肥満ということも。
結果的に隠れ脂肪肝である可能性もあるのです。ここでは代表的な脂肪肝の原因から、自分のd脂肪肝の可能性をチェックしていきましょう。
脂肪肝の人の割合ってどれくらい?
日本での脂肪肝患者は推定で約3,000万人と言われています。これは成人の3人に1人の割合でもあり、それだけ脂肪肝が身近な病気であるという証拠でもあります。
脂肪肝の三大原因と言われるのが、肥満、飲酒、糖尿病。ただし、アルコールを飲まない人でも脂肪肝になる「NASH(ナッシュ)」といわれるケースもあり、脂肪肝の約1割がこれにあたります。
しかもこの場合は、通常の脂肪肝よりも進行が速くて悪化しやすい傾向に。
痩せていて脂肪肝の原因に当てはまらないからと油断していると、回復が遅くなってしまう可能性もありますから注意しましょう。
脂肪肝の改善は難しくない
脂肪肝自体は決して重い症状ではなく、むしろ軽い対処法で改善が見られると言われています。
専門家によると、食事は4分の3程度に、1日20分程度の軽い運動を週3回程度が目安。これだけでも2週間程度でかなりよくなり、1~2カ月後には超音波検査でみた肝臓も正常になるのだとか。
これなら仕事に忙しいサラリーマン男性でも、家をなかなか空けられない主婦女性でも、少し生活パターンを見直すことで無理なくとり入れることができるでしょう。
お酒はやめられないという人のための対処法
肥満気味、お酒好きという人に限って、今の生活が体に悪いとわかっていても続けてしまうもの。
ちょっとの運動も面倒くさくなってしまい、結局三日坊主に終わってしまうことも少なくありません。
しかし、疲れやすい、倦怠感が抜けないといった症状が日頃からあるのなら、それだけ肝臓がつかれているという証拠。
お酒を飲んでその状況を切り抜けようと思っているのなら、悪循環になってしまうのです。
そこで増えているのが、サプリメントの摂取。本格的に医療機関や薬を頼る程ではないものの、このままではまずいと感じている人には非常に試しやすいため人気となっています。
効果は人それぞれですが、一度試してみるのもいいでしょう。最近では多くのサプリメントが出回っていますので、自分に合ったものを探してみるのもいいですね。
脂肪肝をあまくみていると、後々お酒もおいしいものも食べられなくなるほど苦労を強いられる可能性も。
自分の将来のためにも、20代、30代のうちから脂肪肝対策を日常的に行うようにしましょう。