インナーマッスルという言葉は近年よく聞かれるようになってきましたが、それがいったい何を意味するのかをわかっている人は少ないはず。
今回は脂肪肝にも関係の深い、インナーマッスルについてご紹介します。
インナーマッスルって何?
インナーマッスルとは体の奥にある筋肉のこと。
人間の体は筋肉が何層も重なってできており、ジムなどで一般的に鍛える筋肉で体表面にも見えるのがアウターマッスル、見えない部分がインナーマッスルです。
とはいってもいずれも総称であり、必ずどちらかに分類されているというわけではなく、日頃ほとんど人間が使わない筋肉もあるので、すべてを満遍なく鍛えるということは難しいのです。
アウターマッスルが身体を動かすためのものだとすれば、インナーマッスルは身体の安定を保つための筋肉。
肩関節や股関節、体幹部などに存在します。
インナーマッスルが衰える理由
肉体労働が少なめな女性は、ダイエットへの関心が高いですが、これはインナーマッスルが衰えているために姿勢が崩れたり、太りやすくなったりすることが原因です。
運動不足であったり肥満気味であったりすると筋肉が少なくなりますが、女性は男性に比べもともと筋肉が少ないので、インナーマッスルが衰えやすいのです。
では健康的な男性なら大丈夫かというとそうとも限りません。
インナーマッスルは内の筋肉である以上、自分で思っているよりも衰えが大きい可能性があるのです。
日頃から積極的に運動している人ならいいですが、デスクワークで移動は車、という人も増えているので注意が必要です。
若くて体力には自信があるけれど食べるのもお酒を飲むのも大好きという人は、最近以前に比べて下腹部が出てきた、太りやすくなったと感じていませんか? もしそうなら、インナーマッスルは少しずつ衰えてきている証拠です。
そのままにしておくと、脂肪肝に悩まされる可能性も出てくるでしょう。
呼吸法でインナーマッスルを鍛えよう
脂肪肝などおなかのインナーマッスルを鍛えるには、呼吸法が大事です。とはいっても難しい呼吸法をいちから覚えて実践するのは難しいので、ポイントだけでもおさえておきましょう。
そのポイントとは、細く長く息を吐けるだけ吐くこと。
おなかをしっかりとへこませることを忘れずに。座りながら、立ちながら、寝ながらどの状態でも構いませんので、ゆっくりといっぱい吸って、長く少しずつ吐くことを意識しながら呼吸してみてください。
そうすると普段は意識しないような部分の筋肉が動いているような感覚があるはず。
ぜひその状態を忘れないようにしながら、毎日少しずつ呼吸法をとりいれていみましょう。
たったこれだけのことで脂肪肝が改善できるのであれば、非常に楽ですよね。
これらは誰でもいつでも試せる方法ですから、ぜひすぐにでも実践してみてください!