いまや日本人には欠かせない便利グッズとして知られている使い捨てカイロ。
実はこれを利用することで、衰え気味な肝機能を正常に整えることもできるのです。
ここでは、カイロを使った肝機能および体調改善のテクニックをご紹介します。
肝臓が弱っているのはどんなとき?
内臓が冷えていると血流が悪くなり、体調悪化につながります。
特に肝臓はお酒の飲みすぎ、日々の疲れがとれない、過食が続きがちというようなときに弱る傾向に。
脂肪肝に悩んでいる人、冷え性な人、冬の時期などは特に意識的に温めるようにしてみましょう。
肝臓は沈黙の臓器ともいわれており、多少弱っていてもなかなか症状は見られません。
そのため、日頃から温めておくことで重症化を防ぐ役割もあります。
何となく最近体調がイマイチと感じているのなら、試してみる価値はあるでしょう。
肝臓を使い捨てカイロで温めよう
服をたっぷりと着こんでも内臓まではなかなか温まりません。
身体の芯から温めるにはゆっくりと半身浴するのがいいでしょう。
しかしゆっくり入る時間がない、脱衣所が寒くてあまり温まらないというような方も多いでしょうから、入浴時以外で内臓を温めるために使い捨てカイロが重宝します。
肝臓の位置は右の胸の下あたり。
この部分に貼るタイプのカイロを使って温めてみましょう。
ただし直接肌に貼るのはNG。
やけどの恐れがありますから、必ず肌着など服の上から温めるようにしてください。また長時間利用することでも熱くなりすぎることがありますから、程よく温まったら厚手の服の上に貼り付け直すなどして調整しましょう。
胸側から温めるのが一般的ですが、実は背中側から温めた方が効果的と言われています。
自分で貼るのはちょっと難しいのですが、一度上手に貼れたら服を脱いで貼り付ける箇所を確認しておきましょう。
次回からは服を着る前に貼り付けておけば、一人でも上手に貼ることができます。
寝るときはカイロの代わりに湯たんぽで
カイロは日中起きているときには有効ですが、寝ているときは温まりすぎてしまうので使うべきではありません。
もし夜中に温めたいのであれば、湯たんぽを利用するといいでしょう。湯たんぽは昔ながらのものが家にあるならそれを使えばOK。
最近は100円ショップでも小さめのが売られているので、ひとつ買っておくのもいいでしょう。
湯たんぽといえば足を温めるイメージがありますが、肝臓を温めるように右脇腹に抱えてみてください。
こうすることで血流が良くなり、寒い冬でも冷えた布団に震えることなく、ポカポカな状態で眠ることができますよ。
肝臓を温めるべきなのは、何も寒い時期だけではありません。ちょっと肝臓が弱っているかなと感じたら、ぜひ今すぐにでも実践してみてくださいね。