脂肪肝を改善に導く30の知識

イメージ力が大切!入浴を習慣化させて脂肪肝を改善

浴室

みなさんは、毎日きちんと湯船に浸かっていますか?何かと忙しい現代社会。日ごろからシャワーだけですませてしまう方も多いですよね。とは言え、毎日湯船に浸かることで脂肪肝が改善されるとしたら試してみたいと思いませんか?

今回は、脂肪肝と入浴についてご紹介しましょう。

体を温めると脂肪肝は改善する

脂たっぷりの牛肉をフライパンで熱すると、牛肉からたくさんの脂が溶け出てフライパンの中に溢れてきますよね。このように、脂は融点に達することで溶け始めます。

人間の体の中の脂や肝臓の脂肪(脂肪肝)も同じです。とは言え、私たち人間の体は、脂肪が溶け出るほどの温度に耐えることができないので、脂肪の融点を利用して体の中の脂や肝臓の脂肪を溶かすことは不可能です。

しかし、体を温めることで、確実に肝臓の機能が上昇するため、体を温めることは脂肪肝を改善するために有効な方法なのです。

入浴の習慣化で脂肪肝を改善

もっとも手軽で効果的な方法が「湯船に浸かる」こと。忙しい、不経済などの理由で、シャワーだけですませてしまう習慣がついている人もいますが、脂肪肝の改善を考えている人は「湯船に浸かる」習慣をつけましょう。

では、どうして湯船に浸かることが脂肪肝の改善につながるのでしょうか。

湯船に浸かり体を温めることで血流が良くなります。肝臓の血流が良くなることで新陳代謝が活発化して、肝臓に溜まっている脂肪を少しずつ減らしてくれるのです。

ただし、湯船に浸かると水圧の影響を受けるため、思っている以上にエネルギーを消費します。肝臓が弱っているときには長湯を避け、負担を最小限にとどめることも大切です。

脂肪肝を改善するための正しい入浴方法

首まで浸かる全身浴は、ウエストが3~5㎝縮むほどの圧力がかかると言われています。この影響で肝臓の血液が流れ出てしまうため、脂肪肝を改善する入浴方法としては不向きです。

肝臓に理想的な入浴方法は、半身浴。これは、心臓にかかる負担も少なく、全身の血流量が上昇することで、肝臓の血流も活発になります。湯船に39度前後のぬるま湯をみぞおちの少し下あたりの深さになるように張り、汗ばむくらいまでゆっくりと浸かりましょう。

寒い時期は、体を冷やさないようにタオルをかけたり、浴室を温めるなどの工夫をして体を冷やさないようにすることがポイントです。

また、肝臓がしっかりと温まるまで入浴するというイメージを持ちながら入浴することは脂肪肝を改善させるための近道となります。

ぜひ、脂肪がついている肝臓(脂肪肝)を入浴させているというイメージで湯船に浸かってみてくださいね。

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