最近は体重計に体脂肪が測れるものが登場しており、体脂肪を気にする人も増えてきています。
しかしもっと重要なのは、内臓脂肪と呼ばれる値。そこで体脂肪と内臓脂肪とは何が違うのか、どうすれば測れるのかをご紹介します。
いまさら聞けない、体脂肪って何?
体脂肪とは字のごとく、体についた脂肪のこと。具体的には皮下脂肪や内臓脂肪などを指します。
最近では体脂肪計も普及してきているため、この数値が高ければそれだけ、太ってきているなぁ、と自覚する値でもありますね。
しかし体脂肪は体全体の脂肪の割合であり、実はさらに重要なのはその中の内臓についた脂肪(内臓脂肪)なのです。
内臓脂肪の値が高いとメタボリックシンドローム(メタボ、メタボリック症候群などという場合も)の状態になります。
これは高血圧や高コレステロールといった症状が見られ、悪化すると糖尿病や心筋梗塞の可能性も出てきます。
内臓脂肪を高める原因と下げ方
内臓脂肪が多いとさまざまな内臓の働きに悪影響を及ぼします。その中でも気づきにくいのは、沈黙の臓器とも呼ばれている肝臓。
内臓脂肪により肝臓が脂肪肝の状態になると慢性的な疲れや倦怠感の症状が出てくるのですが、ストレスや疲れが日常的になっている人が多い現代では、これが肝臓機能の衰えであることすら気づきにくいのです。
内臓脂肪を高める原因としては、偏った食生活、お酒の飲みすぎ、運動不足、肥満など。
つまり値を下げるためには、バランスのとれた食生活、休肝日をもうける、適度な運動によって肥満解消といった行動をとることが必要です。
今までの習慣を変えるのはなかなか難しいことですが、長く健康的な生活を送れるようにするためには、日頃の地道な心掛けが大切。
時間はかかりますが、じっくりと内臓のダイエットに取り組みましょう。
体脂肪と内臓脂肪のはかり方
体脂肪計がかなり普及してきている今、注目されているのが内臓脂肪も測れる体重計です。
体組成計などと呼ばれ、タニタやオムロンなどの大手メーカーなどから続々と一般家庭向けの商品が売られるようになりました。
「値段が高いのでは?」と考える方も多いかと思いますが、安いものだと3,000円を切るものもあり、とても手ごろです。
体重計は一家に一台あれば十分なため、壊れない限りはなかなか買い替えのタイミングがつかめないものですが、健康を気にするのであればぜひ今のうちに体組成計を購入してみてはいかがでしょうか。
最近は健康に関するさまざまな情報が数値化され、実感できるようになってきています。
今まで数値で見ることがなかったために気にしなかったことも、ぜひこれを機会に意識してみてくださいね。