近年さまざまなサプリメントが登場していますが、肝臓系のサプリメントには亜鉛が含まれるケースが見られます。
亜鉛といえば金属を連想する人が多いかと思いますが、いったいこれが肝臓にどんな効果を与えてくれるのか……その謎に迫ってみましょう!
亜鉛を摂取するとどうなる?
亜鉛はよく知られている金属。電池、メッキ、合金など、私たちの周りには亜鉛を使った製品が多数存在します。
そんなものを摂取するなんて……と思うかもしれませんが、生体にとっては鉄に次ぐ必須微量元素でもあるのです。
特に酵素の構造形成と維持には欠かせないものであり、免疫力アップ、傷の治癒能力、味覚感知、小児の成長など健康維持に欠かせない役割がたくさんあるのです。
また、亜鉛には精子の増加と性欲増進の効果があるため、男性向けのサプリメントにはよく配合されています。
そのためこの頃元気がないな、と感じているときは亜鉛のサプリメントを摂取することで改善の効果が見られることも。
しかし大量に摂取することで精力が増すということではないため、亜鉛だけに過剰な期待をするべきではありません。
亜鉛は体重70㎏で平均2.3g含まれています。高濃度の亜鉛は人体に有害のため、信頼できるサプリメントや食品から摂取することが望ましい方法です。
亜鉛不足になるとどうなる?
亜鉛が不足すると胃腸や免疫機能が低下し、下痢になります。そのほかの症状としては味覚障害、貧血、精子減少、無月経、傷の治りが遅くなる、免疫力の低下など。
そのため体全体になんとなく不調を感じているときは、亜鉛不足が関係している可能性があるのです。
亜鉛を多く含む食材としては、レバーや牡蠣など。特に牡蠣は栄養素が豊富なためサプリメントにも多く利用されています。
これらを上手に食生活にとり入れることで、亜鉛不足を補うことができるでしょう。
亜鉛パワーで肝臓も元気に
亜鉛の総合的な効果は、肝機能改善にも一役買っています。
ただし亜鉛だけの効果ではなく、そのほかの肝臓に良いとされる成分も合わせてとることで、体調もどんどん良くなることでしょう。
肝臓の数値を気にしている方は、ぜひ亜鉛の効果に注目してみてくださいね。