付き合いで食事に行くことが多い、一人暮らしで作るのが面倒など、どうしても外食が多くなりがちな方も少なくないはず。
ここではそんな方が不足しがちな栄養素をご紹介。サプリメント選びの参考にしてみてくださいね。
外食は栄養素がかたよりがち
外食は食事内容によりますが、基本的に栄養素が偏りがちになります。
例えば肉を多く食べる人なら野菜が不足し、炭水化物(丼もの、麺ものなど)を多く食べる人なら、それ以外のものがすべて不足します。
肉をたくさん食べてもサラダもついているから大丈夫、と考える人もいるかもしれませんが、全体量からみればその量はごくわずか。
昼食の外食にありがちな丼ものや麺ものも簡単でお腹いっぱいになるものの、偏りは激しいのです。
ならばバランスのとれていそうな定食はというと、上記にあげたものよりはいいですが味付けが濃い場合も。弁当など日持ちを考慮したものですと、新鮮な食材は少なくなり、栄養素も減ってしまいます。
外食で不足しがちな栄養素「ミネラル」
外食ではミネラル不足が起きやすいといわれています。これはインスタント食品や加工食品に使われている添加物に吸収を妨げてしまうものがあるためです。
日本では、亜鉛、鉄、銅、ナトリウム、マグネシウム、カリウム、カルシウム、クロム、セレン、モリブデン、マンガン、ヨウ素、リンの13元素がミネラルとして厚生労働省により定められており、食事摂取基準の対象にもなっています。
いずれも体内で作ることができないため食事で満遍なく摂取するのが望ましく、過剰摂取もよくないため注意が必要です。
自分が不足している栄養素をチェックしよう
サプリメントはミネラル全体を補うものもあれば、亜鉛だけ、マグネシウムだけ、といった一部のものだけ補うものもあります。
気を付けたいのは過剰摂取の場合で、いくつかのサプリメントを併用した場合、いずれかの元素が重複する可能性があります。
通常の食事から摂取する分にはほとんど影響はありませんが、サプリメント効果の重複により摂取しすぎるようなことはないようにしましょう。
また、病院から処方された薬を摂取している人も、サプリメントを摂取している場合はその旨を伝え、どう対応すべきか確認しておくことが大切です。
また、お酒好きな人は亜鉛が不足しやすいために、肝臓のサプリメントにはよく含まれています。
亜鉛不足は症状として皮膚炎や味覚障害、ひどくなると前立腺や腎臓の障害を引き起こしやすくなるため、できるだけ早い段階から補っていくようにしましょう。