ストレスと疲労は、現代人にとってはどちらも少なからず常にさらされている悩みでもあります。
これらはさまざまな悪影響をもたらしますが、実は肝臓にとってもかなり厄介。
今回は、どうすれば肝臓に負担がかからなくなるか、その方法をご紹介します。
体の疲れは内臓の疲れでもある
疲労、痛み、発熱は身体の3大アラームと言われており、無視することはときに命の危険を伴います。
そのため休息をとるなどの対策が必要となりますが、身体を日常的に酷使しすぎることで慢性的な疲れ(疲労)が出てしまうと、内臓も十分に働くことができなくなってしまいます。
特に肝臓は、ストレス、食べ過ぎや飲みすぎ、睡眠不足の影響が強く、これにより疲労をもたらします。また運動不足もしくは運動のしすぎもNG。
この肝臓の疲れは身体全体だけでなく他の内臓にも伝わり、結果的に激しい疲労感に悩まされることになるのです。
しっかり睡眠をとっているはずなのに、どうも疲労感が抜けない……という人は、ストレスや食生活、運動不足などに思い当たることがないかをチェックしてみてください。
おそらくほとんどの場合で、すぐに原因が見つかることでしょう。
ストレッチで疲労感を和らげよう
原因がわかったとしても、すぐに改善させるのは難しいもの。そんな人には、ストレッチで疲労感を和らげる方法が最適です。
これは心身をリラックスさせる効果があるため、肝臓の疲労回復には効果抜群。ストレスにさらされて疲れ切っていると低体温になりがちですが、それも回復する効果があります。
方法は簡単で、ゆっくりとリラックスしながら軽く体操をするだけ。デスクワーク中なら手を組んで背伸びをしたり、その手をそのまま横に倒したり、前に倒したりするだけです。
立てるスペースがあるのなら、体をもっと大きく動かせばさらに効果的。身体が動けば血行が良くなって体温を上げることができます。
また、イライラした時には頭に上った血液を循環させる、足の指の屈伸運動をしてみましょう。
実際にこれらの体操をすることで、自分の身体がどれだけこわばった状態になっていたかがよくわかるはず。
一つ一つの動作を疲れをとる気持ちで集中してじっくりと行うと、気持ちも少しずつほぐれていきますよ。
一時的な対処法より、根本的な対処法を心がけよう
上記で紹介したストレッチはある程度の症状飽和が期待できるものの、根本的な症状の改善はできません。
大事なのは、身体や内臓の慢性的な疲れをいやし、正常な状態に戻すこと。そのためにはやはり、生活習慣や食生活の見直しが必要になってきます。
すぐに切り替えるのは難しいですが、少しずつ健康を意識した生活を送るようにしていくことを心がけましょう。