栄養素や成分などにカタカナ表記されるものはたくさんありますが、多すぎ手よくわからないという人も多いことでしょう。
そこでここでは、肝臓に重要とされる必須アミノ酸9種ついて紹介しますので、ぜひ覚えてみてくださいね。
必須アミノ酸とは?
人間の体を作るためには、20種類のアミノ酸が必要です。しかしこのうち9種は体内で合成することができないため、食物によって外部から摂取する必要があるのです。
またそのほかの11種のアミノ酸も年齢を重ねることで合成できる量が減るため、外部からとる必要が。
どちらにしても、これらを意識して食物などで摂取していかなければ不足してしまい、体調不良を引き起こしてしまうのです。
必須アミノ酸の名前と働き
以下は必須アミノ酸9種の名前と働きを一覧にしたものです。
働きを見て、気になるような項目があればより詳しく調べ、意識的に摂取するようにしてみましょう。
ロイシン | エネルギーの源であり、筋肉のたんぱく質の分解をおさえる。 |
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バリン | 肝臓で処理されることなく、筋肉に取り込まれて直接エネルギーになる。 |
メチオニン | 肝臓と腎臓の働きを助け、肝臓から老廃物を取り除く。 |
リジン | 筋肉の形成と骨の発育を助け、ウイルスの働きを抑える。 |
フェニルアラニン | 記憶力、注意力、気分の向上。食欲を抑える。 |
トリプトファン | 鎮静作用(セロトニン)の原料となる。成長ホルモンを分泌させる。 |
スレオニン | 脂肪肝の予防を助ける。 |
イソロイシン | エネルギーの源であり、筋肉の消耗をおさえ皮膚回復を促す。 |
ヒスチジン | 赤血球・白血球を形成する。貧血、アレルギー、消化器系潰瘍を改善する。 |
サプリメントには必須アミノ酸が入っている!?
上記を見てもわかる通り、必須アミノ酸には肝臓にかかわるものが多くあります。
いずれもエネルギー(タンパク質)の合成に欠かすことのできないもので、必須アミノ酸が不足すればそれだけ肝臓も働きが弱くなり、慢性的なだるさや疲れを起こしてしまうのです。
もし必須アミノ酸をバランスよくしっかりととりたいということであれば、これら成分を含んだサプリメントを摂取するのがいいでしょう。
ただしこれらサプリメントは、日頃の食事だけでは不足しがちな分を補うのが目的なので、サプリメントさえ飲んでいればどんな食事をしてもいいというわけではありません。
日頃からバランスの取れた食生活を心がけ、必須アミノ酸を十分に摂取して健康を維持していくといいでしょう。